第25話; みんなの背中越しで交わしたロングキス
時は6月となり、バンクーバーにも初夏が訪れる頃に、オンライン・ハイスクールから留学に来ている殆どの生徒が一時帰国することになった。 理由は、オンライン・ハイスクールの生徒は1年に1回日本でスクーリングを受講しなければいけないからだ。スクーリングとは、3割の授業は各教科の先生...
第24話; 私も所詮はJK
私はパパとママとの約束を果たした。それと学校では無遅刻無欠席という出席率を継続していることも高じて、パパもママも私がカナダの高校に行くことを認めてくれた。 サレー市教育委員会の入学登録締め切り目前だったけど、陽子さんは私の申込を間に合わせてくれた。KENが行くフレイザーハイ...
第23話; 世界を手に入れる方法は、英語は話せるだけじゃなかった
KENは私をホームスティ先まで送ってくれると言うけど、彼も留学生。お金を無駄使いしない様に、私達はギルフォードのバス停で別れて、夕食は必ずお互いのホームスティで食べるために、夕食前に帰宅する様に行動した。 KENには沢山の友達がいたので、週末はいつも一緒にはいられなかったけ...